PC画講座(2)『ゴルビー人形』の描き方(MT)
ええと、TKさんの透明感あふれる抽象画につづいて、私メの“具象画”のサンプルをご覧に入れます。PC画ですから、使ったのは NeoPaint で、PCは「ThinkPad X61 Tablet」です。TKさんとの違いは、私の絵はマウスを使わずに画面に直接ペンで描くという点です。
まず「ゴルビー人形」ですが、これは私のオフィスの部屋に置いてあるプラスチック製の貯金箱であります。昔、ソ連という大国があって、そこのゴルバチョフ氏が日本でも人気のあ
った時代に入手したものです。
1.「鉛筆」で形をとる。
まず、NeoPaintの「鉛筆」の機能を選択し、黒の1ドットの大きさでゴルビーの輪郭を描きます。これは、画用紙に鉛筆で普通に絵を描く感覚でできます。違う点があるとしたら、濃淡やカスレが出せないのと、速く描くと線が切れてしまう点でしょうか。ですから、ややゆっくり目にフリーハンドで線を引けば大丈夫です。
2.基礎色の流し込み。
次に、ゴルビー人形の各所を“基礎色”で彩色します。“基礎色”とは私の造語で「その場所の基本的な色」という程度の意味です。PC画では「閉
曲線の内側を色や模様で一気に塗る」という機能が普通についています。これを使うと、広い領域をムラなく均一に高速で彩色できます。ただし、色を塗る領域 が完全に「閉曲線」になっていないと、色が漏れ出して画面いっぱいに広がってしまいます。そこで、この第2段階で注意しなければならないのは、1ドットの“空き”もない完全な閉曲線を作り、そこへ色を流し込むことです。これが案外神経を使います。ただ、色が漏れ出してもあわてることはありません。NeoPaint には「Undo」(やり直し)の機能がついていますから、そこをクリックすれば、色を塗る前の状態に復帰してくれます。
3.描いた対象を整形する。
鉛筆の跡や、余計な線を消して、対象を整形します。これには「ルーペ」(拡大鏡)の機能を使い、細部を背景と同じ色(この絵の場合は白)の鉛筆で消すか、広い領域の場合は白の「四角形」を上描きすることで消します。ついでに、色の流し込みが漏れていた箇所の彩色も行います。ここまでは「根気」は 必要でも、あまり技術を要しません。
4.陰影や細部の調整
ここからが本番です。第2段階で彩色した領域に、陰影やディテールを描きこんでいきます。ここでは「絵筆」や「色鉛筆」「指先」「マーカー」などの機能を使って色の調整をしています。また、気がついた人もいるでしょうが、第3段階と比べて、ゴルビーの顔の目鼻の長さの比率などが微妙に
変わっています。水彩画ではこれは不可能ですが、PC画では「ハサミ」の機能を使ってこれができます。一部を切り取り、別の場所にズラすのです。
5.仕上げ
いよいよ仕上げの段階。ゴルビーの画面上の位置を移動させました。うっとうしかった目の部分を修正しました。背景に色を流し込み、ゴルビーと背景との境界を調整し、髪の毛を整えました。影を描き、最後にサインを入れて出来上がりです。 (MT)
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コメント
リアルです~~~
こんなのが”描けたら”気持ちいい”と
おもいますが。。。それにしましても
この「存在感」が。。。。普通ではないのに
驚きです!!いつも 楽しみにしております!! ありがとうございます~~!!
投稿: tao | 2007年11月18日 (日) 22時09分
ひいいい、ゴルバチョフ!!!
流行して、貯金箱に……
濃い紫で、奇妙さアップですね♪
投稿: れんげ | 2007年11月19日 (月) 08時10分
Taoさん、
「リアル~」はいいのですが、剃り残したヒゲがあるのは困ったものです。(笑)
れんげさん、
>>濃い紫で、奇妙さアップ…
ふぅむ~、褒め言葉だと解釈させてください。(笑)
投稿: MT | 2007年11月19日 (月) 12時59分
MTさん
すごく分かりやすい解説ですネ!
こんなふうに説明すればいいのか、と勉強になりました、ハイ。
一番上の輪郭線だけの絵を見て、鉛筆で紙に描いたみたいに、すごく線がなめらかだなと思いました。
マウスでは、なかなかこうはいきません。
タブレットPC、使いやすそうですね。
投稿: TK | 2007年11月19日 (月) 13時12分
TKさん、
>> タブレットPC、使いやすそうですね。
絶対買わないで下さいね! あなたが買ったら私の出番がなくなっちゃいますから… (笑)
投稿: MT | 2007年11月19日 (月) 17時58分