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2008年11月24日 (月)

絵てがみギャラリー(220) オサムさんの絵手紙 ~忠太郎橋

Photo  オサムさんから絵手紙が届きました。

合掌、ありがとうございます。
 先日は、えむすびへの掲示ありがとうございました。
 今の季節は画材に事欠かないほど、自然の風物が豊かに与えられている気がしており、楽しみです。

 今回は以前から描こうと思っていた子ども時代のお気に入りの風景を、記憶を頼りに描いて父母に出しました。それは実家から歩いて2、3分のところにあった小さな“忠太郎橋”です。地元の便宜を考えて、父方の先祖である松永忠太郎祖父さんが私財を出して建設されたと父から教えてもらいました。石垣で組み上げた橋脚に大きな丸太を3本並べて渡し、コンクリートを被せた幅1.5mほどの手すり無しの人道専用橋です。

 橋の下にはフナ、ハヤ、ウナギ、モクズガニ、テナガエビが結構棲みついていて、よく遊びました。
川原では山羊が飼われており、上流脇には、小さな炭坑跡のぼた山も残っていました。小学生の頃は、川のそばを通る道路も未舗装の砂利道で、凸凹していました。残念ながら、昭和57年の長崎大水害で無くなってしまいましたが、今でも自然豊かな郷土で過ごせたことをありがたく思っております。
 秋の稲刈り後の風景を・・・と当初は思っていたのですが、色をつけるうちに生命萌え出でる初夏の風景になってしまいました。これもまた良しと一気に仕上げてしまいました。
            合掌、再拝。           オサム」

―― のどかな田舎の風景に、心が和みます。
 細部まで丹念に描かれていて、まるで一幅の水彩画のようです。
 西洋にグランマ・モーゼスという女流画家がおられたのですが、その方の画風に共通したものを感じました。
 グランマ・モーゼスは高齢になってから絵を始め、故郷の収穫の風景などの牧歌的なテーマを描きつづけ、歴史に残る画家になった人です。実体験に基づいた温もりのある絵は、今なお世界中の人から愛されています。
 オサムさんの絵にも同様の温もりを感じさせる何かがあります。橋の石垣一つ一つの描写の中に、懐かしい故郷への思いがこもっているようです。
 ご両親も、きっと喜ばれることでしょう。(TK)

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