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2008年11月24日 (月)

私の制作日記(16) 追悼の絵を制作中

 昨日、今日と連休のため、昨夜は子供たちと一緒に早い時刻に就寝した。
 そのため午前2時に起床。絵が描きたくなってアトリエへ。
 しばらく神想観(生長の家の座禅的瞑想法)をしてから絵の制作に入る。
 先日、画材店で購入した30号Fのキャンバス一面に、ジェッソ(白色地塗り剤)を20%の水で薄めたものを塗って下地を作った。
 一段落したところで、津上みゆきさんの制作日記が読みたくなってパラパラとページをめくる。岡山の倉敷市のプロジェクトで津上さんが200号の大作4点を制作した過程が綴られた文章だ。津上さんが制作を始めた当初の日記の次の部分に心が引かれた。 

 まず大地をえがく。褐色系の色で、空に聳え立つ木を線で描く。かさなる線、形を求める。外に行く。スケッチをする。形を知る。また描く。また確認しに行く。線が流動する。線の集積により面になり、空間になる。ほんとうの形を追い求めた対話がそのまま写し取られる。(「ARKO 2005」8ページより引用)

 一見、抽象絵画に見える彼女の作品だが、いかに自然とのリアルな対話から得られる実感を重視して制作しているのかが、この一文を見ただけで分かる。「ほんとうの形」という言葉が象徴するように。
 モチベーションが高まってきたところで、数日前から描き始めた谷口清超先生への追悼の思いを込めた絵(SMサイズ、B5程度の大きさ)を描くことに。昨日は、CDで清超先生作曲の「日の輝くように」と「浄まりて」を何度も聴いて、その余韻が心に残っている。
 しばらく画面を眺めた後で、ディープマゼンタ(赤紫)にウルトラマリンブルーを少しまぜた色をつくって、ペインティングメディウムと多めの水で溶き、キャンバスの上にたらした。Seisaku081124 画面を傾斜すると低い方へと流れる絵の具。しばらく流れるままに任せた後、キャンバスを水平に戻し、机に置いた。こうやって絵の具を自然に任せて乾かすうちに、絵の具の水分は無くなり画面に絵の具が定着する。その時には、絵の表情はまた違ったものに変わっている。
 今回の作品は、清超先生の「かみをたたえて」の曲のイメージを自分なりに心に描いて制作を進めている。時に心の中で歌いながら。心の中に描いたイメージと現実に現れる絵とがしっくりと一致するまで、描くつもりでいる。

 小関 隆史

 2008年11月24日

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コメント

作品楽しみにしています。
私も、自分の生命に聖歌を鳴り響かせて作品を拝見させていただきたいです。confident

しじみさん

 ありがとうございます。
 谷口清超先生の曲の美しさ、深さを今、味わいつつ描いています。
 小学3年の男の子が、私が何も言わないのに、歌詞を見ながら「浄まりて」などの曲に合わせて歌う姿を見て、「平易な歌詞、美しい旋律だからこそ、子供の胸にも響き、歌いたくなるのだなぁ」と改めて思ったことでした。

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