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2009年5月 1日 (金)

上野で開催中の「モダンアート展」に行く

 4月30日、仕事帰りに上野で開かれている「第59回モダンアート展」に行ってきました。
 知人の画家でモダンアート協会会員の五嶋勉さんから「出品しています」とチケットをもらったことがきっかけです。
 展覧会場に入ってすぐのいい場所に、「夢の物語」と題する五嶋さんの作品が飾られてあり、びっくり。お釈迦さまのような人物を中央に配し、ショッキングピンクの蓮がその足元に幾つか開き、家、鳥かごに入った人間の目、犬…などなど、さまざまな要素が画面の中に構成されていて、一言では表現できない作品。画面の端まで神経を配って作画されているのが伝わってきて、勉強になりました。

 「モダンアート展」というだけあって、抽象的な絵画が多く、見ていて楽しかったし、とても魅力を感じた作品がたくさんありました。
 ジャンル分けでおもしろかったのは、スペースアートに属する作品。直訳すれば“空間芸術”というのでしょうが、平面には伝統的な漆を使った作品やタペストリー(壁掛け)などの工芸的なものも散見されたほか、立体では、オーソドックスな抽象彫刻などもあり、それらもモダンアートとして包容している点が、この美術団体のユニークさだと思いました。
 また、企画展示として、15メートルくらいの大きさの抽象画や、乗って遊べるステンレスの遊具作品、ポップアートをデジタルプリントで出力した幅5メートル、縦15メートルほどの壁掛け布、段ボールを張り合わせて作ったシェルターのような張りぼて…等々、発想豊かな作品との出合いにも、心地よい刺激を受けました。

 そして、会場となっている東京都美術館の3階の正方形の窓から見た上野の森の新緑の美しさ。まるで、絵を見るようでした。(後日、写真を掲載しますね)

 芸術作品に触れるというのは、創作者にとって、食物を摂取するのと同様に価値がある行為である――とは、画学生時代から先輩に言われ、ずっと信念となっていることですが、今回の展覧会を見ても、心に“栄養”がしみこんでくるのを感じました。
 秋の生光展では、いいものがアウトプットできればいいなぁ、とつづく思ったことでした。

  小関 隆史

 2009年5月1日

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