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2011年2月19日 (土)

オークヴィレッジの稲本代表の講演を聴いて

 昨日、職場で開かれた職員対象の「環境教育研修会」で、招聘講師としてオークヴィレッジ株式会社代表の稲本正氏が約2時間にわたって講演してくださった。
 内容は、森の大切さの基本に始まり、「心に木を育てよう」、「日本の森から生まれたアロマ」、そして最後に質疑応答があった。
 オークヴィレッジとは、飛騨高山にある工芸村のこと。同社は今から30年以上前、荒れ地だった同地に植林するとともに、木工を中心とした工芸品の製造販売を始めた。現在、同ヴィレッジは、上空から見ると立派な緑が生い茂る森になり、小さな木工品から建築までを手がける大きな会社に成長。近年では、森の木々からアロマの材料を抽出して作った製品を販売し始めているという。

講演の中で同氏が語った印象的な言葉を挙げると…
「自分が植えた木が育ってくるのを見るのは、すごく気持ちいい」
「“荒れ地に住んでいたのに、今は森に住んでいるんだね”と知人に言われる」
「木工製品よりも、森に感動する人が多い」
「適地適木」
「私たちの森の2つの自慢。一つは川がきれい。二つ目はオオタカがいること。オオタカがいることで森の自然の生態系が保たれるから」
「100年かかって育った木は100年使えるモノ(製品)になる」
「森の手入れをしながらつきあうと、いろんな豊かな恵みが発見できる」etc.

 そして講演会の最後の質疑応答の時間に、私は思い切って最初に質問した。
「オークヴィレッジの従業員さんは、専門職の傍ら、どのようにして森の手入れをされているのですか?」と。
 それに対して稲本さんは、「個々の特技を生かした形、趣味を生かすことが大切」とおっしゃり、オークヴィレッジでは、仕事で使う漆と会話するほど木々に愛着をもっている人、野鳥が好きで観察する人、農業を行う人…などいろいろで、プロの林業家について、従業員が森の木々の手入れを手伝う日も設けている、などの回答があった。Shitamachi_b
 私は「なるほど」と思った。森との付き合い方にもいろいろあっていいんだ、と。ならば、絵が好きな人、音楽が好きな人、木工が好きな人、花や木々が好きな人、山歩きが好きな人…それぞれに、森との付き合い方を見つければいい。
 そんなことを考えていると、生長の家の投稿SNSサイト「postingjoy(ポスティングジョイ)」の絵手紙・絵封筒のコミュニティに、下町の素浪人さんというニックネームの方が昨日、木片に絵手紙を描いた投稿されているのを見て、ビビッときた。Shitamashi_a 「そうだ、北杜市の森で仕事をするようなったら、山の手入れをする際に出る間伐材を使って、こんな絵手紙を作ったらいい」との考えがひらめいた。
 画用紙に描く絵手紙ももちろんいいけれど、木目のある下地に絵を描くのも、右の2枚の写真のように、なんともいえない味わいがある。
 こうした作品を例えば、小さなギャラリーにたくさん並べて展示してみたとしよう。きっと、木のかぐわしい香りがして、心地よい気分になることだろう。
 間伐材を薄く切って、はがきのような形に加工しても良いだろう。

 森を育て、そこから得た恵みを生かして芸術表現を行い、それを一堂に集めて展覧する、リアルなギャラリーに展示するのみならず、インターネットのウェブサイトやポスティングジョイなどに展示作品を発表していく。森に関心を持つ人が増える、そんな好循環が生まれてくるといいと思う。

 森で何をするか、のいいヒントがもらえて、稲本氏と下町の素浪人氏には感謝している。

 小関 隆史

 2011年2月19日

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