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2011年2月23日 (水)

“戦略ストーリー”について(5) 〜ストーリー作成の効用

 最近、このテーマでブログを書き綴っているため、「戦略」とか「ストーリー」という言葉に、とても敏感になっている。昨日も、『週刊 東洋経済』の読書を特集した号を読んでいて、そこで紹介されていた『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン 〜人を惹きつける18の法則』(日経BP社刊)の書評に「ストーリー」という言葉が出てきて、とても気になった。そこには、iPadやiPhoneという新しい携帯端末(デバイス)でモバイルPCやスマートフォンの世界に新しい流れを起こしたアップル社のスティーブ・ジョブズのプレゼンテーション(企画等の説明、略してプレゼン)の特徴が簡単に紹介されていた。

 そこには、第一の特徴として、彼がプレゼンを考える際に、「まずストーリーを考える」とあった。私はなるほど、と合点がいった思いがした。
 彼は、アップル社のファンやマスコミを集めて新製品を紹介する「マックワールドエキスポ」などで、いつも壇上で大きなスクリーンに映像を映し出して魅力的な基調講演(プレゼン)をするのだが、その際、例えば、iPhoneを発表する際には、冒頭で「今日、アップルは電話を再発明する」などと、心に残る新製品のコンセプトを象徴的なフレーズで紹介し、プレゼンを始める。そうした、何の話から入り、どのような流れで話を展開すれば、商品の魅力を聴衆に伝えられるかを、考えに考えて抜いているのだろう。

 まさしく、これは、これまで論考してきた「戦略ストーリー」の考え方と合致する。プレゼンのストーリーを考える際にも、まず商品のコンセプトがはっきりしていること。そして、そのコンセプトを実現させるキラーパスつまり、ほかにはないその商品の特長を表現できなければ、魅力あるストーリーは描けない。まだ同書を読んでいないので、憶測でしかないが、おそらく彼のプレゼンの流れには、明解なコンセプト、キラーパス、そしてゴールが盛り込まれているに違いない。私は、一度、ビデオで彼のプレゼンを見たことがあるので、自分の印象としても言える。詳しい内容を知るためにも、同書を一読してみたいと思った。

 きっと誰かに何かをプレゼンする場合に、記憶に残るインパクト(印象)を残すためにも戦略ストーリーを作ることは有効だと思う。

 小関 隆史

 2011年2月23日

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