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2011年3月20日 (日)

わんだふる・わーるど(56) 私たちの願いを絵手紙に託して

Tk031911  生長の家が運営しているSNSサイト「postingjoy(ポスティングジョイ)」の中で私が管理人を務めている「絵手紙・絵封筒」コミュニティに「私たちの願いを絵手紙に託して」という投稿コーナー(イベント)を設けたところ、たくさんの方から被災者の皆さんに心を寄せた温かい希望に満ちた作品が順次、寄せられている。
 それらの祈りが込められた多種多様な絵柄の作品に共通することは、「つながり」「一体感」だと感じた。被災地の人たちに心に思いを馳せ、寄り添い、励ます気持ちが込められている。人と人とのつながりが希薄になってきたと言われる現代社会にあって、こうした危急の時に日本が一つになろうとしている。その象徴的な姿が、寄せられてくる絵手紙や絵封筒にも表れている。

 そうして集まった絵手紙・絵封筒は、メンバーによって被災者を励ますサイトにも転載され、今後は、生長の家が発行する月刊誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に一部が転載される。さらにそれらの現物が、避難生活を強いられている被災者の目に触れる場所に展示されたら、どんなに素晴らしいことだろう。それは、救援物資でさえ容易に届けることのできない今の状況では、かなり困難なことかも知れない。でも、ある音楽家が「必ず音楽が必要とされる時がくる」と言っていたように、芸術が被災地の人々を和ませる時期は必ずやってくると思う。

 あの9.11同時多発テロの時にニューヨークに住んでいた日本画家の千住博氏(京都造形芸術大学学長)が話していたことで印象的なことがある。同氏は、テロによってワールドトレードセンターが破壊された時、画家としての自分の無力さを痛いほど感じて、半年以上、絵筆が握れなかったばかりか、自作の絵を見る事さえできなかったという。大きな喪失感と無力感が彼を襲い、絵描きとしての自分のアイデンティティを見失いかけたのだった。
 ところが、ある日、勇気を出して自分の絵を見た時に、「自分の作品には力がある」ことを実感。再び絵筆をとって描き出すとともに、画家仲間に呼びかけて、グランドゼロの近くでボランティアでグループ展を開催し、絵画から立体造形まで多様な作品を展示し、たくさんの入場者に勇気を与えた。
 また、興味深いことに、それまではネガティブな雰囲気が漂っていたニューヨークのアートシーンが、人生を肯定的に捉えるポジティブな作品が続々と発表されるなど、一変したという。作家自身が作品の制作を通じて、「新しい自分を発見した」ということだ。

 私たちは今こそ、勇気を出して肯定的なメッセージを作品や言葉で力強く発信し続けたい。それが、被災者のみならず国や自分自身の運命をも良き方向へと導いていくに違いない。

 小関 隆史

2011年3月20日

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