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2011年7月

2011年7月 5日 (火)

TKの本棚(22)『カラフル』(森絵都著、文春文庫)

「偏見を捨てて、まっさらの目で自分の人生を、そしてこの世で自分と共に生きてくれている家族、友人、同僚…を改めて優しい眼差しで見つめてみたい」、一読後、そんな気持ちにさせてくれる大人のための児童書。
 少しだけ、物語の舞台設定を紹介すると…Coloaful
 主人公の魂は、地上で大きな過ちを犯して死んで肉体を離脱した。が、幸いにも“抽選”に当たって、地上での再修行の機会を与えられる。その再修行の場は、睡眠薬で自殺を図ったが奇跡的に生き返ったという中学生の男の子の体に入り、人生を送ること。それは、期限付きの「ホームステイ」のようなもので、そこでの課題は、「前世での過ちを思い出すこと」。それができれば再び輪廻転生のサイクルに戻れ、できなければ、露(つゆ)のようにはかなく消えてしまう…。果たして、主人公は、新しい家族のもとでホームステイしながら、目的を達成できるのか――。

 輪廻転生、生きることの意味などの宗教的なテーマを扱いながらも、説教じみたところはなく、いつしか物語の中に引き込まれる。登場人物も、援助交際を行う中2の女の子、不倫の過ちを犯した母親、利己主義の父親、そっけない兄…と多彩。主人公がそうした周囲の人々との触れ合いを通して、人に対する見方が、どう変わっていくのかが見物。

 私たちは悲しいかな、周囲の人々を一面的に捉え、その人のすべてを知ったような気になってしまい勝ち。でも、人は単色ではなく、一口で表現し切れないほど多面的で、豊かな彩りを持つ存在。まさしく一人一人は“カラフル”なのだ。
 そして、本来は、それぞれがもっともっと自分の可能性を信じて、自由に伸び伸びと生きていいはずなのに、自分自身を「こういう存在」だと心で決めつけ、自縄自縛してしまい勝ち。そんな“迷える子羊”に、「もっと客観的に自分と身の回りを見つめ直してみませんか? 世界はもっと彩り豊かで美しいよ」と作者は、この物語を通してやさしく問いかけているように感じた。
  原作は、昨年、2010年に本書と同名でアニメーション映画化された。

 小関 隆史

 2011年7月5日

2011年7月 2日 (土)

被災地に絵うちわ(Euchiwa)を送る 

 宮城県の被災地に送る「福幸(復興)うちわ」を3作ほど描いてみた。うちわに絵を描くのは初めての体験だったが、いずれの作品も、下書きをせずに、筆の動くままに楽しんで描いた。Tk_uchiwa062411
  まず1作目(写真上)を、SNSサイトのFacebook上にある「Efuto Maker's Den」というコミュニティに投稿したところ、管理人の方から「直接、切手を貼って、住所と宛名を描いてみては?」とのアドバイスをいただき、チャレンジしたのが桃を描いた作品(写真下)。うちわの裏面には、いずれも(差出人)として、私の名前と本部事務所の住所をタッグシールに書いて貼っておいた。
 念のため、新宿郵便局に尋ねてみると、「定形外扱いになりますが、うちわに直接、切手を貼って送っても問題ありません。ただし、ポストに投函すると傷みやすいので窓口に出された方がいいと思います」との返事だった。
 紙が破れたりしないか、と少し心配もあったが、何事もやってみEuchiwa0626ないと分からないので、実験のつもりで2点とも、新宿郵便局の窓口から送った。窓口の担当者からは、「120円分の切手で送れますね」と言われたが、すでに手持ちの80円切手を2枚貼っていたので、そのまま通った。
 昨日、送り先の生長の家宮城県教化部から別件で連絡を受けた際、私が送った福幸うちわ(絵うちわ)が届いたかどうか尋ねると、ちょうどその電話中に届いたそうで、紙の破れなどの破損は一切なかったとのことで、安心した。

 読者の中で、被災者に「福幸うちわ」の「絵うちわバージョン」を送ってみたい人は、下記の送り先まで。担当者に了解済み。宮城県内の避難所や仮設住宅などに入っている被災者に届けられる。
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〒981-1105
仙台市太白区西中田5-17-53
生長の家宮城県教化部
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小関 隆史

2011年6月29日

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