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2011年8月29日 (月)

わんだふる・わーるど(59) なぜ、音楽をやりたいのか…

 1カ月ほど前に、アコースティックギターを買った。
 最初、「これまで一度も弾いたことがない」というと、大抵の人は驚きの表情を見せた。
 楽器を演奏するのは、小・中学生の時にリコーダーを学校で習って以来。でも、音楽はずっと好きだった。音符はほとんど読めなくて、ペーパーテストの点数は低かったけれど、音楽の時間は楽しみで、歌うことが大好きだった。

 今でも思い出すのは、中学の時、当時、毎週土曜日の午後1時くらいから放送されていたFM大阪の「歌謡ベストテン」を毎週、楽しみに録音していたこと。気に入った曲を何度も聴いては覚えて、歌った。ある時には、親友から、「おまえ、いつも休み時間に、こんなふうに口開けて、歌ってるやろ」と笑いながら言われた時には、自分の“習性”を初めて自覚して、ちょっぴり恥ずかしかった。

 家には、ウクレレと尺八と軍隊用のトランペットがあった。いずれも父親の所持品。中でも父は、尺八が好きだったようで、夜に練習している姿を何度も見かけた。
 でも、中学まで野球少年だったし、高校は美術高校で、授業自体が部活みたいなものだったので、好きは好きでも音楽に傾倒していくこともなく、ギターや楽器を始めたいと思ったことは、一度もなかった。
 では、なぜ大人になってギターを弾きたいと思ったのか。
 それには、いろいろと伏線があるのだが、大きなきっかけは、10年ほど前、ある福祉施設に幼稚園児の息子を連れて通っていた時に、初めて生のギターの音色を聴いたこと。すごく響きが美しいと感じて、心に強く残った。
 それからしばらくして、青少年を対象にした生長の家の夏合宿(練成会)が熊本で行われた時に講師として指導した際、「自分の夢を描こう!」という時間があり、私も何か描いてみようと思い立ち、描いたのが掲載のイラスト(PC画)だ。深く考えず、パッと思い浮かんできたことには、潜在意識が現れることが多い。Yume
 それで、「ああ、僕はギターを弾きながら、歌いたいんだ」と意識するようになって、今に至る。いつか始めたい、いつか始めたい…と思いながら、最初の1歩が踏み出せない状態がずっと続いていた。
 ところが、機が熟したというか、現在携わっている編集の仕事も丸13年を迎え、仕事に対する自信というか、少なからず心の余裕が生まれてきたことが、新たな趣味に手を伸ばす大きな力となったと思う。さらに、余命半年というある俳優が、友人の作曲家の手になる曲でCDデビューを果たす、というニュースに触れ、「半年も30年も変わらない。私も悔いのない人生を生きたい」と強く思い、家族に「ギターか歌のレッスンを始める」と話すようになった。
 加えて、今から3カ月ほど前に、高校時代の旧友とFacebook(フェイスブック)を通じて再会し、共通のミュージシャンの友人のライヴに一緒に行ったりする中で、「始めたらいい」と背中を押してもらったことも大きかった。

 Tk_guiter3 ともかくも、新しいことにチャレンジするのは楽しい。
 もとより、時間的な制約があるのは百も承知なので、ギター練習の進み具合は、亀のようにゆっくりとした歩みになるだろう。それでも、一つ一つの技術を積み上げていけば、必ず曲が演奏できるようになるはずだ。それは、絵画でもスポーツでも仕事でも同じだから。
 音楽を始めることで、きっと私が描く絵も変わってくると思う。もちろん、仕事に対してもいい影響を与えてくれることを期待している。なぜなら、音楽でも絵画でも、表現したものから、逆にフィードバックを受け、表現の主体たる私自身が教えられることがあるからだ。

 自分の思いを詞にたくし、メロディーにのせて届ける――そんな心躍る新たな夢に向かって、私はもう歩き始めた。

 小関 隆史

2011年8月29日

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コメント

TKさん こんにちは!

新しい挑戦素晴らしいですね(*^_^*)

<音楽でも絵画でも 表現したいものから 逆にフィードバックを受け
 表現の主体たる 私自身が 教えられる>・・・まさにそのとおりで

深く共感いたしました。

ひとつの好きなことを どんどんつきつめていくと
その関連の知識がどうしても必要になり

一見無関係そうなことが ばっちりつながっていることはよくあります。


私も マイケルの「絵」だけ描いていればいいのに

彼の人となりが気になり  曲を聞いたり ダンスを見たり
きがつけば マイケル関係の本やDVD・CDが 山ほどたまってしまいました・・・
マイケルは絵も とても上手なんですよ!お見せできないのが残念です。

また 趣味の水泳も どうしたら楽に泳げるか?と考教えてくいくうちに
筋トレとか マッサージの知識も 増えた様な気がします。

それにともなう 新しい人との出会いも貴重ですね!

去年から参加させていただいた「生光展」で
「額」の知識が全くなかったジョージに 手とり足とり教えてくれた
お店の方と すっかり仲良くなり 
今年も発送まで頼んでまいりました。


この2年で劇的に変わったジョージの人生のきっかけは

「光のギャラリー アトリエTK」です。

心からありがとうございます。


どうぞ楽しみながら 新しいチャレンジ 続けていってください。

いつの日かこの絵のように 
満面の笑みでギターをつまびきながら歌うTKさんを 楽しみにしております。

ありがとうございます。

ジョージさん

 うれしいコメントをありがとうございました!
 ほんとに、すべてはつながっていますね。
 光のギャラリー、そして絵手紙・絵封筒展をきっかけに、ジョージさんと出会い
 今こうして、メッセージのやりとりをしているご縁。
 ジョージさんの言葉をかみしめながら、これまで、ネットでリアルで、アートの輪を広げていく活動を行ってきて、よかったなぁ、としみじみ感じています。
 今秋の生光展で、「マイケル」に会えるのを、楽しみにしています!

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