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2014年1月22日 (水)

太陽光発電と景観の共存を探ること

【太陽光発電と景観の共存を探ること】

1月12日の『山梨日日新聞』朝刊に、「太陽光発電と景観の共存を探れ」と題する山梨大名誉教授の鈴木嘉彦氏のコラムが掲載されていて、興味深く読んだ。
その主題とするところは、今、私が住む山梨県内では、環境に配慮した自然エネルギーの利用を促進するためにメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設が進んでいる反面、地域住民から反対や規制を求める声が起こっている。それに対して、メガソーラーの導入と景観保全との両立を目指せ、という提案である。
二者択一ではなく、地域特性を生かし、地域活性化につながるメガソーラーの活用方法を探り、見つける必要性がある、との論点だ。

一方、これはニュースで知ったことだが、山梨県の方では、メガソーラーの建設に際しては、今後、事前に自治体への届け出が必要になるらしい。

記事に戻ると、鈴木氏は、メガソーラーの導入と景観保全を両立させ、地域の発展を実現するためには、開発事業者、地元住民、行政がそれぞれの考え方を出し合い、情報を共有し、情報を循環させることにより、新たな考え方が生まれる、と提唱している。要するにその地域のあり方をトータルで考えるということだろう。

そのヒントになる事例として、ユネスコのエコパークに認定されたオーストリアの村では、アルプスの麓の放牧地に大規模な太陽光発電装置を設置し、牛と共存する仕組みや、村の森林から木質バイオマスを生産して地域暖房に利用できる仕組み、地元産のチーズを利用したレストラン経営を行っていることを紹介。
また、別の村では、公共輸送機関を利用して訪問滞在する観光客を駅まで出迎え、村の中では、セグウェイ(立ち乗り電動二輪車)や電気自動車が無料で利用できるサービスを提供し、持続可能な観光の村として売り出している、と紹介している。そこには、地域(村)としての展望やコンセプトが明確に表れていることがポイントだろう。

ともすれば、観光開発イコール自然破壊と考えがちだが、両方が共存できる道を探るということは、これからの地方の活性化に欠かせない要素になるのではないか、と私は考える。

今、まさに、私は“森の中のオフィス”で働き、大自然の真っ只中にいるわけだけれども、今回の科学技術の導入と景観(環境)保全という主題は、今後、事業を進める中で忘れてはならない視点だと感じた。

小関 隆史

2014年1月22日

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