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2014年8月28日 (木)

芸術による社会貢献の可能性

【今朝のごあいさつ 〜2014年8月28日】
 
 おはようございます。
 昨日、始めて隣町の清里にある「清里フォトアートミュージアム」に行ってきました。
 実は、私たちのアートスタジオで今秋、ある写真展を開催することが決まりましたので、写真をどのように展示しているのかを視察する目的で訪れたのでした。
 ちょうど、ロベール・ドアノーというフランスの著名な写真家の「パリ・アルプス・幸せな時間」という個展をやっていて、じっくり観てきました。
 ドアノーは、当初、食べていくためにファッション雑誌「ヴォーグ」などの商業写真の仕事も行うのですが、創作活動の意欲が高じてフリーとなり、写真絵本『1、2、3、4、5 遊びながら数えよう』(1954)という画期的な作品を出版し、成功を収めます。その作品には、幼い愛娘もモデルとして登場させて。
 以後、ドアノーは、第二次世界大戦中は疎開先で町のさまざまな仕事をする日常の人々を撮影したり、ピカソやジャコメッティなどの芸術家の製作現場を訪れて撮影します。その人物の特徴や性格を写真で表現するには、どういうアングルで、どういう場所がよいかを考えて撮られていることが、よく伝わってきました。
 若い写真家の育成のために
 また、この清里フォトアートミュージアムの大きな特徴は、毎年「ヤング・ポートフォリオ(YP)」という世界的な写真コンテストを主催していて、4割ほどは海外からの応募もあるそうです。その中から優秀作品を買い上げて展示。それを20年間も続けていて、今ではYP出身の著名な写真家が誕生するなど、写真家の育成に貢献しています。
 また、写真家・井津健郎氏が、地雷の被害に遭ったカンボジアの子供たちのために現地に開院した「アンコール小児病院」の運営資金の調達に協力。井津氏がアンコールワット遺跡を撮影した作品を展示販売していて、それを同病院の運営資金として寄付するという活動も行っています。
 こうした活動をみると、その根底には、芸術を通した社会貢献活動に対する熱い思いがあることが感じられます。
 展示のあり方だけでなく、文化施設としての運営のあり方についても非常に参考にすべきものがありました。
 幸いだったのは、同ミュージアムの広報の方とゆっくり話す機会もあり、このあたりには「八ヶ岳ミュージアム協議会」(加盟32館)という組織があって、それは個人が自宅で開いているような小さなギャラリーでも加盟することができる、ということでした。これをご縁に仲間に入れていただきたいな、と個人的に思ったことでした。
 今日も一日、自分が、組織が、社会に対して何ができるかを考えながら過ごしてみませんか?
 
 小関 隆史
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