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2014年9月17日 (水)

集中力についての考察

【今朝のごあいさつ 〜2014年9月17日】

 おはようございます。
 今朝は、集中力について考えてみたいと思います。
 集中力というのは、「中心に力を集める」という意味だと私は解釈しています。
 分かりやすい例を挙げます。
 京都の日本画家の一人、竹内浩一さんという方がある本の中で語っていたことで、心に強く印象に残った話があります。それは、竹内さんがある時、先輩の画家から「あなたの絵には集中力がない」と指摘されたのです。実は、竹内さんは、とても繊細な方で、細かい描写をされる。それには、根気が必要で、自分では集中力があると思っていた。しかし、「絵に集中力がない」と指摘された一言で気付いたのは、画面が一様に同じ力で細かく描かれていては、どこに絵のポイントがあるかが、鑑賞する人に伝わらないということ。つまり、「中心に力を集める」ということが絵画制作においてとても重要だということに気付いたのでした。
 要するに、緩急のバランス、疎密のバランスがとても重要なのです。絵画で言えば、伝えたい絵の中心部分に目が行くように(目立つように)、色や描写で工夫する。それを引き立てるための“脇役”として、周囲の空間(余白)を設ける。そうすると、余白が「余った空間」とはならず、「生きた空間」となるのですね。余白の美が生まれるわけです。余白と言いましたが、色は白に限定されません。大きく捉えた部分といってもいいでしょう。一度、こういう気持ちで美術館で作品を観てください。きっと、いい作品の多くは、この疎密のバランスが成功していると思います。
 これは、スポーツにも言えることで、うまく力を抜いて、ここぞという時に力を集中させる。ガチガチに力んでいては、かえってスピードも出ないし、動きがにぶくなるようです。陸上、アイススケート、野球、格闘技…、私が知る限り、いずれも同様です。
 では、集中力を養うには、どうすればいいのでしょう?
 集中している時の精神状態を想像してみると、おそらくほかの事は考えないで、目の前のことに夢中になっていると思います。それは、恐れや不安、心配など、足を引っ張る余計な思いがまったくない状態です。要するに気が散らない。一事集中のコツは、そのような精神状態を保つことです。心をニュートラルな状態にする。
 お寺のお坊さんが、座禅をしたり、下座の行をして、いろいろ修行するのも、実は、こういう精神状態を保つためなのですね。宗教的な用語を使えば、一切の不安や恐れのない「無我の心境になる」ということです。
 ただし、これには、ちょっと訓練が必要です。
 どういう訓練かというと、何が起こっても動じないようになるための訓練です。それは、「必ず良くなる」という信念を培う訓練とも言い換えられます。
 もちろん、誰しも、この人生を歩む中で、さまざまな課題が目の前に現れてきます。受験、事業、病気、教育、結婚、人間関係など、いろんな問題(課題)が現れてきます。その都度、目の前の課題に対して、どう対処するかが問われます。その時に、深く自分自身の心(本心、本当の心)を見つめることが非常に重要になってきます。本当の自分は何を望んでいるのか、と。その思い、すなわち本心を生かす(大事にする)ことで、必ず道は開けます。その繰り返しの中で、「必ず良くなる」という信念がしっかりと心の中に培われる。ここが肝心なところです。
 結論を言いましょう。
 集中力を身につけるために、最も大切で、最も根本となることは、常に本心に立脚した生活を送ることです。いろいろ誘惑が起こってくることもあるでしょう。迷うこともあるでしょう。でも、どんなに揺れ動いた時でも、「本心を生きたい」という思いを捨てない限り、大丈夫です。振り子がやがて自然に静止してニュートラルな位置に戻るように、必ず、心は中心に戻ります。
 そして、自ずと集中力が発揮できるようになります。
 本心は大切に育てていくものです。
 スカッとした秋晴れのような人生を
 これからも皆さんとともに歩んでいきたいものです。
 今日も、“心晴れ”の一日でありますように。
 
 小関 隆史(TK)

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