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2014年10月 9日 (木)

良書との出合い 〜コトバの力

【今朝のごあいさつ 〜2014年10月9日】

 おはようございます。
 今朝は、“コトバの力”についてお話させていただきます。
 私は、小学校の低学年のころに読んだ児童書の中で、忘れられない一冊があります。とは言いつつも書名は忘れたのですが、学校を舞台にした話でした。「井山先生」という教師と児童が登場する創作物語でした。その井山先生の子供たちへの指導がユニークで、「君たち、もし腹が立ったり、怒りが込み上げてきたときは、いいか、先生の名前を思い出すんだ。いやま…そして、“て”をつける。いや待て、と。それからゆっくり10秒数える…」と語りかけるのです。
 それを児童が実践し始めると、子供たち同士のけんかが少なくなっていった、というものでした。私が覚えているのは、それだけです。
 当時、短気だった私は、これはいい話を聞いた、というわけで、自分でも実践するようにしました。カッとして腹が立ったときには、「いやま…て、1、2、3…10」と心の中で数えて、ひと呼吸おく。すると、たいていの怒りの感情は収まるのですね。カッとして手を出すこともなくなりました。子供ながら、いい方法を教えてもらった、と感心したのを覚えています。
 小学生時代には、いい先生との出会いもありました。井上先生という方で、2、3年生の担任でした。とても読み聞かせが上手な方で、授業の時に、教壇でこちらに向かって、よく本を読んでくれました。それがもう楽しみで。
 『つづり方兄妹 ー野上丹治・洋子・房雄』(理論社刊、絶版)という本は、3人の子供たちが綴った作文が掲載されているのですが、私のお気に入りの本でした。
 井上先生が、幼い「ふうちゃん(房雄)」になり切って、感情移入しながら読んでくれるので、たちまち本の世界の中に引き込まれていきました。と同時に、作文を書くときに、ありのままの素直な気持ちや感情を、そのままの言葉で書けばいいんだ、ということも、幼心に学んだように思います。
 井上先生は、大変に褒め上手な方でもあり、たとえば、私が、教科書に載っている詩をみんなの前で読んでいると、合間合間に「うま〜い」と言って、合いの手を入れてくれるのですね。私は、その気にさせられて(笑)、本読みがとても好きになりました。
 若き日の良書との出合いは、人生に大きな影響を与えていくものですね。それは、コトバには力(感化力)があるからだと思います。もちろん、大人になった今も、“センサー(直感)”を働かせつつ、良書を探す日々です。
 本も人と同じで、自分の心に波長が合うものを引き寄せます。だから、結局は、自分自身の人格を高め、意識を高めていくことが、良書と出合う最良の方法ではないでしょうか。
 今日一日、良書に親しみ、良いコトバ、前向きなコトバを発しながら、充実した日を過ごしたいですね。
 どうぞ、良き一日を。

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