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2015年1月12日 (月)

めざせイクボス!(前編)

【今朝のごあいさつ 〜2015年1月12日】

 おはようございます。
 昨日の『朝日新聞』(2015年1月11日付朝刊)にビビッとくる、いい記事「私を動かす 私が動かす9 〜生きる楽しみ 仕事の力に」が載っていましたのでご紹介します。今、世の中で注目されているワーク・ライフ・バランスに関する記事です。
 イケメン、イクメンの次には、イクボスが注目されそうです。イクボスが何を意味するかは、この記事の「後編」まで読んでいただけるとご理解いただけると思います。
 ワーク・ライフ・バランスというのは、簡単に言えば、仕事と生活の両方を充実させる、ということです。仕事以外に、ボランティア活動をやるとか、子育てに力を注ぐとか、趣味を見つける、勉強する、など、私生活でも充実した生活を送ることで、仕事にもいい影響を与える。そのためには、夜遅くまで残業するというような仕事一本のやり方では難しい。だから、就業時間をどのように減らすかを工夫する。短時間であっても効率よく集中して仕事を行うことで成果をあげる。夢物語のように聞こえるかも知れませんが、そういう方向をめざす、考え方です。
 私は、都会で仕事をしている時から、ずっとこのワーク・ライフ・バランスについては自分の課題として捉え、私生活において豊かに自己実現をめざすことが、業務にも良い影響を与えると信じて生きてきました。その中から、私の場合は、家族が眠っている朝の時間を生かすことで、好きな絵も描けるし、勉強もできると分かり、それが仕事にも色濃く影響を与えた始めたのですね。私生活と業務が両輪となって、うまく回り始める感じです。でも、東京にいたころは、残業は当たり前でしたので、朝早く起きられないことも多々ありました。そこは課題でした。
 さて、前置きが長くなりましたが、昨日の新聞記事で紹介されていたのは、三井物産の子会社の社長、川島高之さん(50)です。都内にある39人の従業員がいる会社の社長さんです。
 この社長自らが、社員に、「ワークとライフを両方やろう。ライフ、つまり仕事以外の私生活を充実させると、実は仕事にもプラスになる」と呼びかけていったのですね。
 すると、若い世代は喜んだのですが、50代以上のミドル世代は、「そう言われても…」と戸惑った。「俺はもう仕事だけでいい」と。
 だけど、川島さんはあきらめず、「みんな長年、やりたいことを封印して仕事に打ち込んできたけれど、その箱をあけてみましょう、と折にふれ伝えました。山登りでも、釣りでも、孫育てでも、なんでもいい」と。
 すると、今では、部長クラスが屋久島まで山登りに行くようになったり、早めに退社して散歩に出かける年配の社員も出てくるように。
 一方、「仕事の時間が減っても大丈夫?」という記者の質問に対しては、次のように答えています。
「ライフの充実に時間をつくりだす、仕事の生産性を高める働き方改革が必要になるのです。会議は時間と回数、参加人数をそれぞれ半分に。資料は簡素化を徹底しました。上司から部下へ仕事を頼むときも、余計な時間を使わないよう具体的に指示します」
「仕事時間は、『野球でいえば九回裏2死満塁の打席にいるつもりでやれ』と言います。四回裏、延長戦もありという気持ちだから、だらだらする。緊張感をもってやれ、と。会議では短時間で結論を出すため、ピリピリするようになりました」
 その結果として、「経常利益は8割増え、過去最高を更新中です。社員はむだをそぎ落として優先順位をつけ、時間をつくりだして、平日の休暇や早帰りもできている」ということで、「収益をあげることとワーク・ライフ・バランスは、たがいに連動する」と言い切っています。
 要するに、ライフ(私生活)の時間を創り出すためには、仕事に集中したり、ムダなことに時間を費やすことを避けなければならない、ということですね。
 ただし、ここで「ムダなこと」に何が含まれるのかは、思案のしどころです。一例をあげると、川島さんの会社では、「社員どうしのコミュニケーションはふだんから活発」だそうです。具体例が紹介されていなかったのが残念でしたが、社員どうしの対話は決して「ムダなこと」ではないと思います。
 意思疎通がうまくいかなければ、「行き違い」が出て来たりして、やり直しをして、かえって仕事に時間がかかってしまう。
 業務への集中力を高めると同時に、コミュニケーション能力も高めていく。これは必須だと私は思います。
 この続きの後編では、川島さんがなぜ、ワーク・ライフ・バランスに注目し「イクボス」になったのか? 社員の私生活の充実が、仕事にどのように良い影響を与えているか、などを具体的に紹介しながら、私が知る実例も加え、ワークとライフの相互連関について、さらに考察を深めてみたいと思います。
 では、今日も、お元気で!
【参考資料】
○『朝日新聞』(2015年1月11日付朝刊)「私を動かす 私が動かす9」 生きる楽しみ 仕事の力に
 インターネットの「朝日新聞 DIGITAL(デジタル)」からも「生きるたのしみ」で検索すれば、記事が読めます。ご参考まで。
 http://www.asahi.com/

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