ブログ内検索

« めざせイクボス!(前編) | トップページ | 『彼方に』(F1号) »

2015年1月13日 (火)

めざせイクボス!(後編)

【今朝のごあいさつ 〜2015年1月13日】

 おはようございます。
 今朝は、昨日の話の続きです。
 物流施設に特化した資産運用の会社である三井物産ロジスティクス・パートナーズの社長、川島高之さんが、イクボスに目覚めたきっかけは?
「長男が生まれ、子育てや地域活動など会社以外の経験や人脈を得て、コミュニケーションの幅が広がり、より広い視野を持てるようにもなりました。ライフに時間を使うほど、仕事の能力が高まったことを実感したからです」。
 視野が広がるというのは、それだけ発想も豊かになるわけですので、業務にもいい影響を与えるというのは理解できます。
 イクボスというのは、通常、子育てに積極的に関わる男性(イクメン)を職場で支援するために、部下の育児休業取得を促すなど、仕事と育児を両立しやすい環境の整備に努めるリーダーを指しますが、川島さんのイクメンは、もう少し幅が広い感じです。
 川島さん曰く、
「単なる子育て支援ではありません。仕事オンリーの10人より、子育てや市民活動などのバックグラウンドをもつ人もいる10人のほうが、より成果を出せるし危機にも強い。多様な社員のマネジメントは、企業が競争力をもち続けるための戦略そのものです」
 これにはもろ手を上げて賛成です。
 「多様な社員のマネジメント」、というのがポイントだと思います。
 上司としては、その部下が何に関心を寄せて、何が得意なのかが分かると、仕事を頼む時の参考になります。部下の方も、得意分野の業務を任された方が、意気を感じて、気持ちが入ったいい仕事ができるはずです。
 その前提として、それぞれの社員の個性・天分を浮き上がらせることが必要となりますね。そのためには、横並びじゃなくていい、ライフスタイル(生き方)にもいろいろあっていい、という考え方が、組織の中に浸透する必要があると思います。
 それを促すのがイクボスの役割、というように私は理解しています。
 私自身、中間管理職に就いた時と、子供4人の育児に手がかかる時期が重なったので、一時は非常に悩みました。片道1時間半の通勤と日々の残業で、家族と過ごす時間がなかなかとれなかったのです。編集の仕事でしたので、自分だけの都合では帰れない。わが家の場合は、障害を持つ子供も数人いますので、とても子育てに手がかかりました。
 ですから、役職者から一般職員へと降下させてもらおうかと真剣に悩んだことがあるのです。実際、今、一般社会では、子育て世代でそうした実例も増えてきているようです。でも、私の場合は、役職を持ちながら子育てに携わる道を模索しました。
 そのためには、職場の上司に理解してもらうのが一番大切ですので、家庭の状況をそのまま伝え、できる限り配慮してもらえるように頼みました。例えば、小学校への送り迎えが必要な期間には、朝の出勤時間を1時間遅らせて私が子供と一緒に通い、その分、退勤時刻を1時間延長してもらったり、学校関係の用事がある時には休ませてもらう、などです。
 あとは、部下と一緒に残業すべき時以外は、なるべく早めに帰宅して、子供たちと一緒に寝て、早朝の時間に仕事をするようにしました。
 わが家の場合は、妻が健康でいてくれるので、私が日中、仕事をしている間の子育ては任せられ、非常に有り難い限りです。それでも、手がかかる4人の子育ては、決して一人でできるものではありません。
 ですから私は、身をもってイクボスの必要性を感じます。
 私の場合は、個性や能力、年齢がさまざまな4人の子供を同時に育てていますので、人間にはいろんなタイプの人がいる、育て方も一様でないのだな、というのを、ひしひしと感じます。それはそのまま、職場における人間関係にも通じますので、やはり、プラスになっていると思います。
 また、職場が東京から山梨に移転して、地域との関わりがより密接になってきました。人口が少ないこともあって、人と人とのつながりが深まりやすいのです。その中で、積極的に地域と関わっていこうとしている職員が増えています。
 例えば、休日や帰宅後にボランティア活動をしている人。消防団、福祉施設のお手伝い、NPOのフードバンクなど、自分が関心のある分野で少しでも地域の人々に貢献したいと、活動に携わっているのですね。そうした触れ合いの中で、地域のことを学んだり、障害を持つ人への理解を深めたりして、心の豊かさが得られた、という話をよく聞きます。とても、素晴らしいことだと思いますし、そうした経験がきっと仕事にも生きてくると思うのですね。
 さて、新聞記事に戻りますが、川島さんは、最後に、企業改革のコツは、「対立構造にしないこと」と語っています。つまり、子供のいる人といない人、育児世代と中高年の男性管理職層など、どちらにも偏らず、「みんなにとってハッピーな提案」をするのだそうです。
 方向性は、一人一人の個性・天分が輝くこと。私は、そのためにいろんなアイディアを出して活躍するイクボスになりたいです。
 2回にわたる長文を読んでくださり、ありがとうございました。
 では、今日も、お元気で!
○『朝日新聞』(2015年1月11日付朝刊)「私を動かす 私が動かす9」 生きる楽しみ 仕事の力に
 インターネットの「朝日新聞 DIGITAL(デジタル)」からも「生きるたのしみ」で検索すれば、記事が読めます。ご参考まで。
 http://www.asahi.com/
 

« めざせイクボス!(前編) | トップページ | 『彼方に』(F1号) »

エッセイ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« めざせイクボス!(前編) | トップページ | 『彼方に』(F1号) »

喜びの投稿SNSサイト

フォト

日時計シリーズ


おすすめサイト

  • Seicho-No-Ie Artist Association

姉妹ブログ


  • 光のギャラリー ~アトリエ TK(新しいウィンドウで表示)

光のリンク

☆ ニュース ☆

無料ブログはココログ