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2015年3月 1日 (日)

その人の本質をほめること 〜『等伯』を読んで(2)

【今朝のごあいさつ 〜2015年3月1日】
 おはようございます。
 『等伯』上巻の第4章の終わりまで読みました。
 等伯は、上洛してから、理想とする名画を見たり、いろんな人と出会っていくのですが、中でも、狩野派の当時の総帥、狩野松栄に直々に、教如を描いた「ご尊像」の絵を見てもらい、「自分の高弟の中にも、ここまで描ける人はいない」などと絶賛されるのです。
 そして、「あなたの絵には真心がある。この先どんなに辛いことがあろうと、その姿勢を忘れず進んで下さい」と等伯に語ります。(同書P192)
 この言葉が、この先、等伯を支えていくのではないか、と予感します。
 それは、絵の技術を越えたもっとも大切なもの、等伯の絵師としての本質をほめた言葉だからです。
 人間というものは、本質をほめられた時に、大きな励みを受け、伸びるものなのですね。
 余談ですが、私も結婚前に、パートナーとなるべき人から手紙をもらった時、その最後に、「これからも純粋な小関さんでいてください」と書かれていて感動したことがありました。
 純粋に生きたい、という願いは、私のもっとも大切にしていることだったからです。
 そのような私の本質(だと思っている…微笑)をしっかりと認めてくれている人なら、この先、私の姿形が変わっても、どんな境遇になっても離れずについてきてくれると、思いました。本質は変わらないからです。
 以後、先の言葉に、どれだけ励まされたか分かりません。
 さて、等伯は、こうして京で第一級の絵師や人物に出会い、この後、本書の中で、どのように絵師としての花を咲かせていくのか、楽しみです。
 今日は、私が信仰する生長の家の立教記念日でおめでたい日です。
 教えと出合えたことに感謝しつつ、晴れやかな気持ちで生きたいと思います。 
 どうぞ、お元気で!
【参考資料】
○安部龍太郎著『等伯』上(日本経済新聞出版社刊、2012年)

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