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2015年3月 5日 (木)

力をも入れずして、天地を動かす 〜『等伯』を読んで(4)

【今朝のごあいさつ 〜2015年3月5日】
おはようございます。
『等伯』の中で、『古今和歌集』の序文が紹介されていて、その内容に感動しましたので、ご紹介します。
紀貫之の言葉です。※現代語訳
「やまと歌は、人の心を種として、万の言の葉とぞ成れりける。世の中に在る人、事、業、繁きものなれば、心に思う事を、見るもの、聞くものに付けて、言い出せるなり。花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いずれか、歌を詠まざりける。力をも入れずして、天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあわれと思わせ、男女の仲をも和らげ、猛き武人の心をも慰むるは、歌なり」(同書P284)
歌すなわち、言葉(コトバ)が天地を動かすというのですね。
なぜなら、
「心と天地はもともとひとつのものじゃ。心が正しく動けば天地も動く」から。(同P291)
これは、等伯が「ご尊像」を描いたある僧の夢に現れた老僧の言葉です。
私たちの言葉と天地が連動する。なんとスケールの大きなことでしょうか。
目に見える姿は小さくとも
天地につながる私たち。
だから、何を思うか、が大事なのですね。
いいことを思いましょう。
いい言葉を話しましょう。
この世界が少しでも良い方向に変わっていくように。
今日も、最高の一日を!
【参考資料】
○安部龍太郎著『等伯』上(日本経済新聞出版社刊、2012年)

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