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2015年5月13日 (水)

才能とは続けられること 〜強さの原点

【今朝のごあいさつ2015年5月13日】
 おはようございます。
 最近、書名に惹かれて、羽生善治さん著の『才能とは続けられること 〜強さの原点』を読みました。
 青少年にも勧めたい、大きな文字で親切なルビもついた読みやすい良書です。
 羽生さんといえば、史上初の七冠(将棋界の大きなタイトルすべて)を若干25歳で達成したことで一躍有名になった棋士です。まさに特別な天才というイメージをまとう彼なのですが、意外にも、「第二章 勝利の思考法」で、次のように語っています。
 将棋に限らず、勉強でもスポーツでも仕事でも、大切なことは「継続すること」だと思っています。
 以前の私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていました。
 しかし今は、十年、二十年と、ひとつの物事をずっと長く続けること、継続することが、一番の才能ではないかと思います。
 奨励会(※)の若い人たちの対局を見ていて、ある場面でパッとひらめく人はたくさんいます。
 ですが、そういう人よりも、あまりシャープさは感じられないけれども、難しい場面に直面したときに、何時間も考え続けることができる、あるいは同じスタンスで将棋にとり組んでいける人のほうが、結果として上にあがっていく印象があります。
 (中略)
 そのためには、やりがいを感じた、やっていて面白かった、発見があった、あるいは自分には思いもよらないことがあった、そういった意外性を感じられることも、続ける要素として大切なことなのではないかと思っています。(同書P47-48)
 ※奨励会とは、プロの棋士を目指す人たちの勉強会であり、登竜門のこと
 私は将棋をしないのですが、将棋というものは、大変深いもののようです。だからコツがなかなかつかめない。羽生さんは、そこに惹かれたといいます。だからこそ、たゆまず研鑽し続けるほかないわけです。
 また、将棋の進化について、次のように語っています。
 ただ、今日勝つ確立が一番高いというやり方は、十年後には一番リスクが高くなるといえるでしょう。時代にとり残され、進歩していないことになってしまうからです。
 つまり、常に手堅くやり続けるのは、長い目で見たら一番駄目なやり方だと、私は思っています。将棋はどんどん変化していますから、勝率の高いやり方をずっと続けていると、もたなくなるのです。(同書P52)
 だから、羽生さんは、「目の前の勝利は、とても大事なことではあるけれど、あえてリスクをとる」と言っています。発見と成長のためにです。
 成功する人に追随するような人まねだけではだめだということですね。必ず取り残される。
 やはり、これは個人のみならず企業なり団体も同様で、常に新しい戦略を打ち出していく。新機軸が必要に思います。
 そのためには、いろんな経験や知見を通して、自らの視野をひろげ、成長していく姿勢が大切なのでしょう。
 羽生さんから学んだ、発見のよろこび、学ぶ面白さを感じるという「続ける」秘訣を、ぜひ、これからも生活の中で生かしていきたいものです。
 今日も、どうぞ、お元気で!
【参考資料】
○羽生善治著『才能とは続けられること 〜強さの原点』(PHP研究所刊、2012年)
 
Habu20150513

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