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2015年6月11日 (木)

植物との対話

【今朝のごあいさつ 〜2015年6月11日】
 おはようございます。
 ここのところ、朝は小鳥のさえずりで目覚めることが多くなりました。
 おもしろいのは、時間帯によってさえずる鳥の種類が異なることです。
 鳥も起きて活動し始める時間がそれぞれ異なるのでしょうね。
 さて、先日、ある懇親会で、地元に住むガーデン・デザイナーのポール・スミザーさんと出会いました。
 イギリス出身の方ですが、日本語はペラペラです。私は彼にあいさつをし、10分ほど2人で自然植生と庭づくりについて語り合いました。
 私は、以前から彼のことを新聞や雑誌を読んで知っていて、彼が農薬や化学肥料を一切使わず、その地で育つにふさわしい多様な草木を組み合わせて庭づくりをしている点に、大変感銘を受けていました。
 彼は、以前に出演したNHKの番組で、植物を植える場所の選定について、次のように話しています。
「植物の本音を聞きたいんだよね。まあそうね、どっちかっていったら日当たりのいいところ、とかね。植物と話ができたら、本当のこと言ったらあなたはどういうところを好む? ってことは聞くと思う。生き物はみんな一緒だと思うよ。別に植物でも人間でも。場所さえ合っていれば生きることができるよね。住むことができるよね。」
 私は、彼に「自宅の庭に、自然植生の草花を植えたいのですが、どうすればいいですか?」と尋ねてみました。
 すると彼は、「植物の選び方、それとも植え方?」と私に尋ねてから、自分が今手がけている清里の「萌木の村」の庭づくりの様子を見てくれれば参考になる、と言ってくれました。そこで、日当たりの良い場所や、日陰のところにどんな植物を植えているかを見ればいい、と。
 その上で、「庭に自然に生えてくる草もね、雑草じゃない。人間が雑草だと思って、ほおっておくから雑草にみえるけれど、そこに花を加えたりして、自然に生えている草を生かせばいい」という主旨のことをアドバイスしてくれました。
 それで、私の心の中で合点がいったのですね。
 わが家の庭で自然に生えてくる草には、小さな花をつけるものもあります。とても雑草とは言えない美しいものがあります。それらは、自分の育ちやすい環境を選んで、育っている。そこに少し私が手を加えて、ディスプレイすればいいんだ、と。
 ようするに、雑草に見せない、雑草と扱わない活かし方です。
 そのためには、ポール・スミザーさんと同様に、それらの野草たちと対話をするような気持ちで、よく観察し、庭の形状にあった形で、デザインしていくことが大事なのですね。要は見せ方次第です。
 ガーデニングを始める場合、すべての草木をホームセンターで買いそろえなくてもいいと気づいたのですね。自生してくる植物を生かす。人間がすべてコントロールするのではなく、自然とともに植物が育つ居場所を見つける。いわば自然との共同作業の庭づくりです。
 幸い、近所の農産物直販所には、もともとこの土地で自生している種類の草木の苗も売っていますし、それらを加えながら、徐々に庭づくりを進めていけばいいんですね。
 大事なのは、わが家の敷地にある東西南北の庭に生えてくる草の違いを観察すること。そこから、この庭はどうあるべきか、どうデザインすべきかが見えてくるのではないかと思います。
 自分の頭だけであれこれ考えるのではなく、自然から学ぶこと。
 ポールさんが手がける庭が、「自然より自然らしい理想の庭」と呼ばれるように
 排除の発想ではなく、あらゆる生物を生かす庭づくりを目指したいと思います。
 今日も、どうぞ、お元気で!
【参考資料】
○NHKプロフェッショナル 仕事の流儀
2_1
1_1

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