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2015年6月30日 (火)

団体(企業)と一体の自覚で 〜『全員経営』を読む(1)

【今朝のごあいさつ 〜2015年6月30日】
 おはようございます。
 今、『全員経営 〜自律分散イノベーション企業 成功の本質』を読んでいます。
 これは、経営学者で一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏と、フリージャーナリストの勝見明氏の共著です。
 野中氏は、「マネジメントの父」あるいは「経営学の巨人」と称されるピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)の経営学をベースに、知識の活用に焦点を当てた学説で知られる人です。『知識創造企業』などの代表的な著作があります。
 本書の特徴は、「全員経営」「衆知経営」という経営のあり方は、実はもともと日本企業のDNAの中に受け継がれていて、それを顕在化させた8社(団体)が成功を収めていることを、ドキュメンタリー形式で紹介した後、野中氏が経営学に基づいて解説している点です。
 最初の50ページまでは、「全員経営」の概論ですので、ちょっと退屈する人もいるかもしれません。
 が、52ページからは、ドキュメンタリーが入りますので、一気に読めます。
 私は、実はまだ100ページほど読んだだけなのですが、それでも「元はとれた」と満足しています。
 ドキュメンタリー部分を担当した勝見氏の取材力と描写力は秀逸で、著者自身が感動しながら書いていることが、情感とともに読み手に伝わってきます。
 私は、最初の事例の「JAL・経営再建」と、次の「ヤマト運輸・まごころ宅急便」を涙なしでは読めませんでした。
 通勤バスの中で本書を読みながら、あふれ出る涙をこらえ、一人鼻水をすすっておりました。
 経営学の本というよりも、むしろ、人としての生き方が学べる本です。
 何が私を感動させたか?
 それは、一人一人の社員が主体的に、経営者の自覚に立って(立とうと努力して)、改善する姿にです。
 その行動の根底には、「業務を通して社会のお役に立ちたい」という純粋な願いや生き方が見てとれました。
 「一人ひとりがJAL」(JALフィロソフィ)、「ヤマトは我なり」(社訓)の言葉にも、それは表れています。
 そこに所属する個々が、いかに当事者意識を持って業務ができるか、それが経営成功の大きな鍵となります。
 すなわち、どの企業や団体においても「一人ひとりが◯◯」、「◯◯は我なり」の自覚が求められているのです。
 それが、本書の「全員経営」のキモの部分だと思います。
 この文章を読んでくださっている多くの方が、何かしらの企業や団体、組織に所属しておられると思います。
 本書の中から、参考になりそうな事例や解説を、これから少しずつご紹介できたらと思っています。本を読み進めながら、内容をご紹介するという、まさに同時進行の試みです。
 私は、これまで経営学を専門的に学んだことはありませんし、私が解説するなどというおこがましいことはできませんが、自分で学んで得心したことを共有することならできそうです。
 自分、家族、地域社会、企業、団体、国家、世界…のすべては、ひとつながりのものであり、影響し合っています。
 だからこそ、自分が変われば世界が変わるのです。
 私たち一人ひとりが輝きを放つこと
 そんな願いをこめて。
 今日も、どうぞ、お元気で!
【参考資料】
◯野中郁次郎、勝見明共著 『全員経営 〜自律分散イノベーション企業 成功の本質』(日本経済新聞出版社刊、2015年)
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