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2015年7月12日 (日)

動植物に生き方を学ぶ2 〜昆虫と草花編

【今朝のごあいさつ 〜2015年7月12日】
 おはようございます。
 去る6月28日付の『朝日新聞』朝刊の教育面(37面)には、研究者たちが、昆虫や草花の生態から生き方を学ぶ、というテーマで事例を紹介していました。
 「ヒトが文化的な行動としてやっていることは、たいてい昆虫がやってます」と語るのは丸山宗利助教(九州大総合研究博物舘)。
 昆虫、特にアリの生態についての研究が専門で、自分で名前をつけて発表した新種は100種類を超えるそうです。
 以下は、丸山さんの事例より。
・居候(いそうろう)編
 アリの巣に住むアリヅカコオロギは、アリが口移しでえさを受け渡すしぐさをまねて、えさをねだる(盗み食い)
・ブラック企業編
 サムライアリは、自分でえさもとれないし、幼虫を育てることもできない。そのため、クロヤマアリの巣からさらってきたアリに、自分の食事から子育てまでぜんぶやらせる
・結婚詐欺師編
 北米にいる蛍の一種は肉食。別の種類の蛍の点滅をまねて雄をさそいだし、捕まえて食べる。自分の交尾のときは、本来の点滅をして同種の雄を誘う。
 これらの習性は、「効率よく生き残るための手段」(丸山さん)で、人間にもこうした動物としての欲望はあるはずで、問題は、それに人間が持っている「知恵」が負けてしまうこと。
「科学的にわかっているのに食い尽くしたり、戦争したりする人間は、一番愚かかもしれない。ほかの動物の適応方法を理解すると、何が正しいのか愚かなのか分かってくる。生物を知ることは大切なこと」(丸山さん)
 一方、植物の生態からも、同様の指摘をするのが、田中修教授(甲南大学)。
「人や動物が動き回るのは食べ物を手に入れ、子孫を残すため。でも、植物は動かなくてもそれができる。動く必要がないんです」と、人間よりも植物が「下」と見下す考え方に疑問を投げかけます。
 以下は、田中さんが紹介している事例です。
・婚活編
 花の色や香り、蜜の味など、「手づくりの魅力」で虫や小鳥を引き寄せて花粉を運んでもらう。「取り繕うより、自分で苦労してつくり出すことを人間も学ぶべき」(田中さん)
・競争を避ける編
 ヒガンバナは、ほかの花が咲き終わった後の冬に育ち、春に枯れる。あえて冬に生い茂ることで、太陽光は弱いが、ほかの植物と生育場所を争わずに光合成できる。「厳しい戦いの人間社会でも、工夫すれば競争を避けて繁栄できる可能性もあると教えられるようだ」(田中さん)
 動植物の生態を知れば知るほど、人間社会と重なるようで、おもしろいですね。
 そこから何を学ぶかは、私たち次第です。
 この世界に多種多様な生き物が存在する意味を考えながら、それらの生き物に自分の生き方を重ね合わせると、いいヒントが得られるかもしれません。
 今日も、どうぞ、お元気で! 
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