ブログ内検索

書籍・雑誌

2015年11月22日 (日)

武士道シックスティーン

【今朝のごあいさつ 〜2015年11月22日】
 武士道シックスティーン
 おはようございます。
 今、読んでいる本がこれです。
 青春小説で、高校の剣道部が舞台。
 性格も、剣道への向き方も、正反対の2人の女子高生が出会うことで始まる物語は…。
 今どきの高校生らしいセリフ、内面描写が自然で読みやすいです。
 ところどころに出てくる、剣聖・宮本武蔵の教えも、深く興味深いもの。
 読んでいてページが自ずと進む、おもしろい本です。
 今日も、お元気で!
○誉田哲也著『武士道シックスティーン』(文藝春秋刊、2007年)
1_1

2015年1月 6日 (火)

『宗教はなぜ都会を離れるか?』(谷口雅宣著、生長の家刊)

【今朝のごあいさつ 〜2015年1月6日】

 おはようございます。
 生長の家の国際本部が、都会の一等地である東京の原宿から、八ヶ岳南麓の“森の中”に移転すると知り、信仰の大先輩でもある実母でさえも、当初は「なんでまた不便な森へ? 子供たちの学校とか大丈夫?」などと、気の毒そうに尋ねてきたものです。
 このエピソードが象徴するように、便利さや快適さを考えると、それは理解し難い行動なのかもしれません。
 でも、私たちが、効率優先のシステムでガンジガラメになった都会を離れ、自然エネルギーと蓄電池の利用で電力自給をめざし、自然と調和した生き方を身をもって示そうとしている背景には、地球規模の人間中心主義を変えたいという、止むに止まれぬ思いがあるのですね。
 そう、もはや、人間だけの幸せを追求していては、地球という生命体が壊れてしまう。地球温暖化の影響による異常気象で頻発する自然災害、生物多様性の危機…など、石油資源をベースとした快適追求の現代人のライフスタイルを続けていると、やがて行き詰まり、資源をめぐる争いが始まることは目に見えています。
 でも、便利な生活や、効率優先、利益優先の企業の事業内容を変えることは、なかなか難しいのかもしれません。
 そこで、人間だけでなく、動植物や鉱物にも“いのち”が宿っていると信じる宗教者が、現代的な生活を営みながらも、自然と共生するライフスタイルを率先して築いていく。便利さ、快適さを超える「魂(本心)が喜ぶ生活」を実践するところから、世の中の流れを変えていきたい、と思うのですね。
 私は、これまで1年間、“森の中のオフィス”で働き、昨年4月からは、家族と山梨県北杜市で暮らし始めましたが、職場と住居が近接したことで家族と過ごす時間が多くなり、父親としての役割も以前よりは果たせて、幸せに思います。
 また、残業がほとんどなくなって、早寝早起きの“超朝型”の生活となって、朝の時間に仕事をしたり、皆さんがご存知のように絵画などの創作意欲もわきでてくるようになりました。毎日、山を見て、自然の木々や生き物と触れ合っていることも影響しているのかもしれません。
 まだ試行錯誤の段階ですが、私なりの「本心が喜ぶライフスタイル」を築き始めています。
 本書には、社会状況に応じて生長の家の運動が変化しつつも、その奥に一貫して流れる「天地のすべての生命を尊ぶ教え」、人間にもともと備わっている「自他は一体」と感じられる感性、新しい価値を生み出す「ムスビ」の働き、私たちの神性・仏性をくもらせない食生活について、など宗教者のみならず、自然と調和した生活を望む方々にとって、有益な情報がたくさん掲載されています。
 興味をお持ちの方や、他の信仰をもっておられる方にも、ぜひ、ご一読をお勧めします。
 では、今日も、お元気で!
Shukyou_book20150106

2009年1月 7日 (水)

人生を肯定するメッセージを伝えたい

 通勤電車の中で、先日このブログで紹介した『約束』(石田衣良著、角川文庫)を読んでいます。
 まだ2話しか読んでませんが、いい短編が続き、物語の世界に吸い込まれるような感覚を味わっています。昨日、心に響いた箇所を次に紹介します。第2話「青いエグジット」という題の物語の64ページです。

 そのときはっきりと謙太郎にはわかった。片足をなくした清人は、自分にとってお荷物などではなかった。わがままと皮肉しか口にしない息子だが、従業員に人並みの扱いをしないリストラ研修に耐える力がだせたのは、なにより清人のおかげだった。清人がいなければ、自分の心はとうに折れていただろう。(引用終わり)

 冒頭の「そのとき」というのは、無気力で引きこもっている息子の清人が、初めての水中ダイビングに挑戦するために、インストラクターと海に沈んでいくのを謙太郎が妻と一緒に眺めていたとき。いつか自分たち夫婦が息子の前から消えなければならないときがくる。そのときには、手も貸すことも、見ていてやることもできない、と悟る。その上で、謙太郎の「息子に対する見方が変わった」瞬間の描写。この物語の大事な分岐点だと思いました。

 家族は一方的な関係ではなく、互いに支え合っているという事実。そして、一見、やっかいと思えるような状況も、見方を変えれば、感謝できることを、改めて教えられたような気がしました。
 こういうところが、私が石田衣良さんの小説を好む理由です。読み手はまったく同じ人はいない、置かれている環境も違えば、性格も違う、抱えている問題も千差万別だけれど、石田さんは、一つの“再生”の物語を通して、読む人すべてを励ましているように感じるのです。
 誰しも何かしらの課題をもって生きているわけで、それを受け入れられなくて苦しんだり、何をすれば良いかわかっていてもできなくて悩むことがあります。いい小説とは、そうした個々の人々から“共感”を引き出し、さらに前を向いて歩かせる力をもつものだと私は思います。そしてこれは、絵画や音楽など芸術全般にも言えることではないでしょうか。
 人生は自分の見方一つで大きく変わっていく。自分自身が運命の主人公なのだ。そんな肯定的なメッセージを、私はこれからも絵や文章や、語る言葉でどんどん伝えていきたい。そして私という存在自体が、それを証(あかし)するような生き方を続けていきたい、年頭にあたって、そう強く思っています。

 小関 隆史

 2009年1月7日

<参考資料>
『約束』(石田衣良著、角川文庫、平成20年12月15日10版発行)

喜びの投稿SNSサイト

フォト

日時計シリーズ


おすすめサイト

  • Seicho-No-Ie Artist Association

姉妹ブログ


  • 光のギャラリー ~アトリエ TK(新しいウィンドウで表示)

光のリンク

☆ ニュース ☆

無料ブログはココログ